2025年11月にドイツ・デュッセルドルフで開催されたMEDICA / COMPAMED 2025。
本記事では、当社が担当した印刷物制作およびiPad展示対応について、
実際の準備スケジュールと現地対応の流れを整理します。
海外展示会では、「何を作るか」以上にいつまでに、どこまで確定しているかが、
展示を成立させるうえで重要になります。
今回のMEDICA / COMPAMEDで担当した支援内容(一例)
今回は、複数の日本企業様の出展において、印刷物およびデジタル展示(iPad展示)を中心に、
展示会当日に確実に運用できる状態を整えるための対応を行いました。
印刷物制作(デザイン・印刷・現地納品)
- 原稿・素材データをもとにしたデザイン制作
- ドイツ現地での印刷手配
- 展示会場ブースへの直接納品
iPad展示用データ制作・現地手配
- iPad展示を前提としたデータ仕様整理
- 表示用データのデザイン制作
- 現地で使用するiPad向けデータの手配・納品
印刷物制作の実務スケジュール
まずは、印刷物制作に関する実際のスケジュールをご紹介します。
原稿入稿からデザイン提案まで
- 8月初旬:原稿入稿、部品データご支給
- 8月下旬:デザインご提案
この段階では、情報整理とレイアウト方針のすり合わせを中心に進行しました。
海外展示会用の印刷物では、日本国内向け資料とは異なる視点での整理が必要になるため、
初期段階での認識合わせが重要になります。
校了からドイツへのデータ転送
- 10月初旬:校了
- 10月下旬:ドイツへデータ転送
校了後は、日本側での確認作業を完了させ、印刷工程をドイツ側へ引き継ぎます。
開催前日の現地ブース納品
- 11月16日(開催前日):展示会場の個別ブースへお届け
印刷物は、日本から輸送するのではなく、ドイツ国内で印刷・制作したうえで、展示会場のブースへ直接納品しています。
開催直前のスケジュールでも対応できた背景には、この現地完結型の制作・納品フローがあります。
iPad展示用データ制作の実務スケジュール
続いて、iPad展示用データ制作のスケジュールです。印刷物とは一部工程が異なります。
原稿入稿とデザイン提案
- 8月 盆明け:原稿入稿
- 9月中旬:デザインご提案
iPad展示では、印刷を前提としない分、表示サイズや操作方法、視認性を考慮した設計が必要になります。
校了から現地手配まで
- 10月中旬:校了
- 10月下旬:ドイツへデータ転送
デジタル展示の場合、印刷物と比べて最終確定のタイミングをやや後ろに設定できるケースもあります。
ただし、「データが完成している=現地でそのまま使える」とは限らない点には注意が必要です。
開催前日の現地対応
- 11月16日(開催前日):御社ブースへお届け
現地では、iPadへのデータ反映や表示確認を行い、展示として問題なく運用できる状態を確認しました。
印刷物とデジタル展示を並行して進める際のポイント
今回の対応を通して、印刷物とデジタル展示を並行して進める際に
特に重要だと感じた点を整理します。
・最終確定タイミングは同じではない
印刷物とiPad展示では、
校了・確定のタイミングが必ずしも同じになりません。
それぞれの特性を前提にスケジュールを組む必要があります。
・「データが完成=展示可能」ではない
デザインデータが完成していても、
現地の設置環境や運用方法によっては、
追加の調整が必要になる場合があります。
・現地で判断できる体制の重要性
展示会直前や当日は、
事前想定どおりに進まない場面も少なくありません。
その場で判断・調整できる体制があることが、
展示を成立させるうえで重要になります。
まとめ
今回のMEDICA / COMPAMED対応を通して、準備期間に余裕があるほど、選択肢は広がるという点を
改めて実感しました。つまり、条件さえ整理されていれば、直前の対応であっても対応は可能です。
海外展示会では、準備状況に応じた現実的な判断が重要になります。
出展準備の状況や体制によって、対応できる内容は大きく変わります。
現状整理や進め方の確認が必要な場合は、お気軽にご相談ください。

